ヒノキ(桧・檜)
ヒノキは、スギの次に日本国内における森林面積を占める割合が多い樹木です。
資料:林野庁業務資料(平成24年3月31日現在)
我が国の国土面積( 3,779万ヘクタール)の約7割を森林面積(2,508万ヘクタール)が占めており、そのうち、人工林面積は、1,029万ヘクタールで、森林面積の約4割となっています。
なお、スギ人工林は、448万ヘクタールで、森林面積の18%、人工林面積の44%、ヒノキ人工林は、260万ヘクタールで、森林面積の10%、人工林面積の25%を占めています。
福島県以南から九州地方と全国的に分布しています。
有名な産地としては、各地ありますがヒノキの有名な産地でも天然林と植林で分かれます。天然林で有名な産地は、木曽、高野山、高知県西部、植林で有名な産地は、吉野、尾鷲、天竜などです。
基本的には、天然林の方が目詰まりが良く色、艶、香りとも植林木とはまるで違います。
木曽桧の天然林は、御用林があり特別な事が無い限り伐採する事はできません。
植林木が天然林より劣るのかと言うと決してそういう訳ではありません。
人間が苗の頃から植林、間伐と手を掛けて育てるので木材としては真っ直ぐで使いやすいとも言われます。
ヒノキ(桧・檜)
- 学名:Chamaecyparis 0btusa
- 別名:ヒ、ヒバ、ホンヒ
- 分類:ヒノキ科ヒノキ属
- 原産・分布:福島県東南部以南の本州、四国、九州
- 用途:建築材料、彫刻、寺社仏閣材
木曽桧丸太
木曽桧根
木曽桧の株
モモヒノキの立木
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ヒノキと三椏(ミツマタ)
桧の伐採風景
モモヒノキの丸太